2006年 04月 22日
おっちゃんの玩具 |
バンクーバー近郊は暖かい気団と冷たい気団の丁度境界に位置しているらしく連日ハッキリしない不安定な天気が続いています。生徒さんを150NMの単独野外飛行に出した午後に学校で暇にしていたら自家用のパイパー・ウォーリアーのオーナーさんがビクトリア国際空港で売りに出されている飛行機を見に行くと言うので同行してきました。このオーナーさんは自家用機でロッキー山脈の向こう側のカルガリーやアメリカのロサンゼルスなど遠出もするので何かもう少し速い飛行機の購入を検討中です。今年になって多発計器証明を取得したので軽双発機を手に入れようと中古マーケットを物色中です。 出発前に天候を調べた所夕方から天気は下り坂でシーリングが高度4000フィートまで下がると言う予報が出ていました。とりあえずは行き返りの天候はVFR(有視界飛行)でも十分条件を満たしている状況でした。仮に予報よりも天候が悪化してもフリージング・レベルも高いのでIFR(計器飛行)で飛んで帰って来る事も可能です。それも選択肢の一つと考えて出発しました。このフライトは私が機長で写真を撮る意外は殆ど私が飛ばしていたので今回は写真が少なくて申し訳ありません。
ビクトリア国際空港で1時間近く駐機してお目当ての中古機を視察して、いざバンクーバー方面に向けて出発です。ビクトリアの管制圏を出た辺りから雨が降り出して来ました。ビクトリア・ターミナルと交信して予定巡航高度の3500フィートまでの上昇する管制承認を得て上昇を開始しました。天候は明らかに悪くなってきています。とは言ってもまだ余裕ですが・・・。 Point Roberts が見えて来ました。(写真上) ターミナルに高度を下げる管制承認を得てハイスピードで巡航降下を開始しました。写真下は機内の計器盤です。古いですがスタンダード・インストゥルメントパッケージがが装備されています。あとポータブルのGPSを使っています。私のサイドからはGPS画面は殆ど見えませんでしたがGPSがあると何かと便利です。CZBBのアクティブ・ランウェイはRWY12でしたが駐機場に近いRWY07を管制官がオファーしてくれたたので少し横風がありましたがRWY07を選択して着陸しました。最短距離で飛んで片道のエアータイムが約20分のフライトでした。
東の駐機エリアに機体をタイダウンしてエンジン・カウリング内に鳥などが住み着かない様に詰め物をしています。(写真下) 手前がこの機体のオーナーさんが今日乗ってきた奥さんの車です。英国製のジャガーですがエンジンにはスーパーチャージャーが装備されていて静かですが、かなりスポーティーな高級車です。やはり自家用機はこの様に生活に余裕のある人が所有するのが正しいのでしょうね・・・。カナダは日本に比べると維持費も安いので、そうではない人でも自家用機を所有している例は少なくはありませんが・・・。
ちなみにこのパイパー・ウォーリアーは現在売りに出ています。オーナーさんはお金をかけて維持しているのでコンディションは良いです。航空機購入を検討中の方は、この機体は “おすすめ”です。パイパー・ウォーリア-は安定していて飛ばすのも簡単で免許を取得して初めて購入する飛行機としては良い飛行機です。
ビクトリア国際空港で1時間近く駐機してお目当ての中古機を視察して、いざバンクーバー方面に向けて出発です。ビクトリアの管制圏を出た辺りから雨が降り出して来ました。ビクトリア・ターミナルと交信して予定巡航高度の3500フィートまでの上昇する管制承認を得て上昇を開始しました。天候は明らかに悪くなってきています。とは言ってもまだ余裕ですが・・・。
by javiator
| 2006-04-22 23:57
| 海外航空事情