2006年 02月 11日
Sky Clear |
ここ数日バンクーバー近郊は勢力の強い高気圧に覆われて大変良い天気です。今日も雲一つない快晴です。この好天を利用して今日で一先ずストール、スピンなどの高度を必要とする訓練課目を終了して、いよいよ初単独飛行に向けてサーキット訓練を開始しようと思います。写真下はCZBBのRWY25を離陸して1500フィートでディパーチャ-ポイントのキングジョージに向かっているところです。 キングジョージ上空で管制圏をクリアーしたら針路を北に取り高度をステップアップしながら North Practice Area に向かいます。写真下はPitt Meadows Airport (CYPK)上空です。写真中央やや下にある白く丸い点のような物はフィールド内にあるVORのアンテナです。訓練空域でエアーワークをしたあとこの空港でサーキット訓練を行う予定です。 高度4000フィートで訓練空域に入ってきました。(写真下)この空域の上限は9,500フィートまでありますが、スピン訓練を行うにしても4000フィートあれば十分です。しかし今日は本当に雲一つ見えません。湖面に山並みが映って奇麗です。夏にはこのような快晴の日ばかり続きますが、この時期にしては少し珍しいです。
効率良くスローフライト、スピン、パワーオン・ストールとエアワークをこなしながら高度を下げ CYPK に行ってサーキット訓練をしました。こう天気が良いと金曜日の午後と言う事もあってどこの空港も離発着機で混雑しています。CYPKの平行して2本あるRWY26LとR両方を行き来しながらのサーキット訓練になってしまいました。生徒さんにとって初めての公式サーキット訓練でしかも混雑した中ので無線をやり取りしながら2本の滑走路を行き来するのは酷な事です。疲労している様なのでサーキット訓練を早めに切り上げてCZBBに帰投しました。
CZBBに着くと2本ある滑走路のRWY25を出発機専用。RWY30を到着機専用に割り振っている管制が取られていました。こちらもかなり忙しいそうです。着陸して訓練機をタイダウンしているとクーパーさんが先日紹介した紫の飛行機で出かけていきます。
そのうち詳しく記事にする予定ですが、ちょっと聞いたところによるとこの飛行機は昔 Reno のエアーレース で活躍したマシーンで最高速度が260mph 出たそうです。現在エンジンなど調整中で全盛期には及ばないものの先日お伝えしたように、かなり速い機体です。
昨年の秋頃はまだバラバラのパーツ状態で皆で組み立てていたのですが以外に早く組み上がりました。天気が良いのでテストフライトには最高の日です。
写真下は、ビーチクラフトの C17 Staggerwing です。フライトから戻ってきた様です。博物館に飾られていてもおかしくない名機ですが大変良いコンディションで現役でバリバリ飛んでいます。機会があったら取材して記事にします。
このまま夏になってしまうのかなぁー?
by javiator
| 2006-02-11 20:23
| 海外航空事情