2006年 11月 15日
飛行訓練 in November |
11月になってからバンク-ンバー付近は北極から降りてきている冷たい空気と南から競り上がって来ている暖かい気団のちょうど境目に位置していて2日以上青空が見られる事は無く毎日はっきりしない天気が続いています。これがこの付近の典型的な冬場の雨季の天気です。それでも飛行訓練がまるで出来ないという訳ではなく、比較的高い高度が必要とされるスピン訓練等は別として訓練はそこそこ可能です。 この日は午前中に上空の寒冷前線の通過で荒れ模様の天気でしたが午後から大気の状態は依然不安定で風もやや強いものの飛行可能なので日没前に管制圏の直ぐ外のキングジョージ・エア-パークに Precautionary Landing の訓練に行っていました。
写真上はご覧の様にやや強い風の為に水面に筋が入っています。対岸のナナイモの方向でしょうか?大きなCBが見えています。あのCBはちょっとヤバそうです。
直ぐお隣のデルタ・エアーパーク(写真上)の周りの畑も連日の雨のため水で光っています。この分だと芝の滑走路もかなりソフトなのでは?と思います。
キングジョージ到着。サーキットパターンに進入中です。
先ほどのCB(写真上の12時の方向)ですが依然発達中の様です。
写真上は、この時は満ち潮でしたがマッド・ベイと言われている干潟です。昔この干潟でよくヘリコプターの訓練をしました。ヘリコプターでの初単独飛行もここで達成しました。引き潮の時には干潟に横たわっているゴマフアザラシが見る事ができます。写真の下の部分に判りづらいかもしれませんが鉄道の軌道があります。あえて鉄橋と書かなかったのは、この橋は鉄ではなく木材で出来ているからです。カナダでは木材でできた鉄道の橋をよく見かけます。この橋の上を走っている長~い貨物列車の直ぐ上に沿ってヘリコプターで飛んだりしたのも懐かしい思い出です。
そろそろ日没の時間です。カナダの航空法ではまだあと約30分は昼間の時間とされています。キングジョージでの Precautionary Landing の訓練を終えて Boundary Bay に向かっている所です。この付近は2000ft以下ではではウルトラライト機やヘリコプターの訓練機、デルタやうちの空港に出入りする軽飛行機、それ以上の高度ではバンクーバー国際空港に向かうジェットやターボプロップ機が行き交う大変混雑した空域です。写真上の左に見える冒頭から注目しているCBですが発達していよいよ雲の上の部分が風に削られて平らになって来ました。あの中を飛んだらかなりヤバそうです。
HWY99はバンクーバー方面から南に向かう夕方のラッシュアワーが始まっている様です。
何日かすっきりと晴れた日が数日来て欲しいと願う今日この頃です。
by javiator
| 2006-11-15 15:39
| 飛行訓練